~ デジタル修整 ~
◆顔の修整・レタッチ等の画像処理について◆
よく、「顔の修整やレタッチはできますか?」というご質問を受けます。
昔から写真に修整は付きものだという感覚ですね。ボックスの証明写真と違って、スタジオで高いお金を払って写真を撮ってもらうからには、修整が上手なところが良い写真館だとお考えの方も少なくないと思います。確かにそうかもしれません。
一般の良心的な写真館さんが、写真の引き渡しまで数日かかるのは、ラボ(自家現像処理機械)を持ち合わせていないということもあるのですが、もうひとつは、顔の修整という作業工程が入るからからです。撮影枚数は多ショット撮りでも実際手元にもらえるのは、せいぜい一種類か二種類なのは、全部の撮影カットに修整を施す無駄があるからです。

では、当スタジオはどうかというと・・・・「修整できますか?」と聞かれれば、答えはもちろん「YES」です。当スタジオの画像処理技術は、顔のシワ、アザはもちろん、肌の質感や色、眉の形、鼻の形、眼の大きさ、骨格の修整、唇の厚み、髪型、歯並び矯正、ウエストや足を細くしたり、顔の大きさ、肩幅、腰幅等々、如何様にも自然に処理可能です。もっと言えば某女優の顔を重ねて合成することも可能。(笑)・・・ですが、今まで顔の修整を依頼された実績はほとんどありません。
お撮りした全てのカットは撮影終了後30分以内に全てのカットをプリントして渡ししています。お客様の中には、それを見て、「すごい修整技術ですねぇ」と言われることもありますが、「これは、修整技術ではなくて、撮影技術とライティング技術ですよ。一切修整はしていません。」とお答えします。希に「背景の色を変えられますか?」とか「髪がちょっと赤かったので黒くできますか?」「昨日怪我をした痕は消せますか?」などはありますが、その場合は一件1000円~お受けしています。

お客様の立場からしましても、どれだけでも手を加えられて綺麗に写るよりも、なにも手を加えられずに綺麗に写った方が、自信にも繋がりますし、喜んでいただけるのではと思っています。もう少し掘り下げて言うと、写真でもっと大切なのは、姿形ではなく、表情の中にその方が持つ心や如何に訴えるものがあるかということだと思います。

また最近では、あまりにも別人のような極端な修整を施している写真館等がレタッチ合戦をしているため、就活用の履歴書では、レタッチ・修整の禁止を条件としている会社も増えてきました。